アメリア5月号の「私のライフイベントと翻訳キャリア」に激しく共感してしまった件

こんにちは、Marimoです。

今月号のAmelia(アメリア)が届きました~!毎月届く冊子は、読み物としてもコンテンツが面白いので、いつも楽しみに待っています。

Amelia(アメリア)とは、翻訳者や翻訳者を目指す人向けの会員制のサービスで、翻訳者のための仕事や学習法の情報などを提供している、ウェブと冊子のサービスです。

Ameliaについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

5月号の特集は「私のライフイベントと翻訳キャリア」(翻訳だから続けられた!体験談)。

私も、シングルマザー化していることを含めて(苦笑)、結婚・出産・引っ越し・育児など数々のライフイベントを体験しているので、「家族に合わせて生活せざるを得ない女性が働き続けるには、フレキシブルに働ける仕事を選んだ方が絶対にいい!」と日ごろからひしひしと感じています。

特に、子供が小学生になってからは、PTAなど平日にも学校に行かないといけない用事が時々入るようになり、より一層、その思いが強くなっていました。

外勤だと、そのたびに休みを申請するのは心理的に負担ですし、会社にも迷惑をかけてしまう。

でも、翻訳なら、家で隙間時間を見つけて仕事ができるので、家族の事情に合わせやすい。

そんな風に思っていたので、今月号の特集は私にドンピシャな内容で激しく共感してしまったのです!

とてもいい特集だったので、一部をご紹介します!

 

子育て主婦Eさんの事例

出産前から翻訳の勉強を始めた主婦のEさん。

早く自分で収入が欲しいという葛藤もありつつ、待機児童問題で子供を保育園に行かせるのも難しく、子供が小さいうちは勉強に専念しようと割り切って、子育ての合間に翻訳を勉強。

子供が幼稚園に行っている間に、フェローアカデミーの通信講座で勉強。

子供が小学校に入学してから、徐々に仕事を開始。

上記要約の引用元:Amelia(アメリア)2018年5月号

「早く自分で収入が欲しいという葛藤があった」という部分にとても共感しました。

翻訳って、すぐに仕事をはじめられるわけではなく、一定の実力をつけてからじゃないといけない。でも、勉強している間は、「このままの勉強法でプロの翻訳者になれるのだろうか?いつになったら翻訳で稼げるようになるのか?」って、ほんとに焦りますよね。

Eさんの事例では、子供に手がかかる間は勉強に専念しようと割り切ったことが、プロとして仕事を得るのにつながったのだと思います。

「勉強もしなきゃ!トライアルも受けなきゃ!あ、子供のこともしないと!」という状態でアップアップになってすべてが中途半端になるよりは、「この年は勉強と子育て。次の年はトライアル。子供が小学校に行ってから仕事開始」というように、計画をたてて、限りある主婦の隙間時間を無理なく使うのが成功の秘訣なのだろうなと思いました。

 

Uさんの事例

 

38歳から通信講座で翻訳の勉強をはじめたUさん。

48歳のときに出版翻訳者として独立し、しばらくは翻訳に専念。

58歳のときに両親共に介護が必要になり、介護をしながら翻訳の仕事を続ける

「先の短い父と、記憶を失っていく母を目の当たりにする毎日はけっこう厳しいものですが、翻訳の締め切りのことで頭をいっぱいにしておくことが自分を保つのを助けてくれました」

上記要約の引用元:Amelia(アメリア)2018年5月号

Uさんのケースは介護です。育児も介護も、だれかがやらなくてはならない大切なこと。「私がやらなくては」という事態に直面した時に、翻訳ならさほど影響を受けずに続けられるのが、本当にいいところだと思います。また、『育児だけ』『介護だけ』になってしまうのも、精神的に辛いもの。Uさんの記事の「翻訳が自分を保つのを助けてくれました」という一文が印象に残りました。

 

人生には、さまざまな出来事が起こります。

ときにはそれが仕事の妨げになることがあるかもしれません。

でも、翻訳という仕事は、少しセーブしたり、いったん休んでまた再開したりと、状況に応じてフレキシブルにやりかたを変えていくことも可能です。

引用元:Amelia(アメリア)2018年5月号

本当に、そのとおりだなあと思いました。

フレキシブルに、ライフワークをもって、自分の力で生きていく。

在宅フリーランスで働ける翻訳者という仕事は、お金のためだけではなく、自分らしい生き方をするために、一生自分に誇りをもって人生を楽しむために、特に女性にとっては理想的な仕事なんじゃないかと思います。

 

まとめ

特集のほかにも、Amelia(アメリア)では毎月「定例トライアル(課題)」というものがあり、出版翻訳、実務翻訳、映像翻訳などジャンル別に課題が出ます。

自分の挑戦したい分野の課題が出たときには、その課題を翻訳して提出することができます。(応募料1500円が必要)

そうすると、担当の翻訳者の先生が採点して返してくれます。添削ではなく、レベルAA~Eまで実力を判定してくれる形です。

翻訳力が上がったのかどうかはなかなか自分では判断しづらいですが、この定例トライアルでの評価を受けることで、客観的な自分のレベルがわかるので、翻訳を独学で勉強している方には特におすすめです!

課題の数か月後には、翻訳の回答例とその理由の解説がかなり細かい専門的なレベルでアメリアに掲載されるので、自分の訳と回答例を見比べて、解説を読み込むと、フェローアカデミーの通学講座のときのような専門の授業を受けているに近いくらいの良い勉強になります。

Amelia(アメリア)は会員制なので会費がかかるのですが、この定例トライアルを使い倒して、求職情報や出版翻訳コンテストなどもこまめにチェックすることで、将来の仕事につながるのなら、十分元はとれるのかなと思っています!

 

 




ABOUTこの記事をかいた人

シングルマザー翻訳者のMarimoです。
結婚後、専業主婦として2人の子供を育てていたのですが、離婚の危機に直面して、フリーランスの実務翻訳者として働こうと一念発起!
30代から独学カランメソッドイングリッシュセントラルで英語の勉強を始めて、2年間でTOEIC600点→900点に。
翻訳の基本はフェローアカデミーで学んで、実務翻訳は独学しました。
できるだけ安く英語力をアップさせる方法、翻訳の独学方法、実務翻訳に役立つ本、辞書システムの紹介など、今まで役に立った方法を中心に紹介しています!
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