翻訳者として開業する前にかかった経費は「開業費」になります!

こんにちは、Marimoです。

翻訳の勉強を進めるかたわらで、フリーランスの翻訳者として開業して、個人事業主になるにあたって、何をしておいた方がいいかについても調べています。

翻訳の勉強に集中できなくなったときは、気分転換に、「個人事業主とは?」「節税するには?」みたいなサイトをサーフィンして、そして気分転換のつもりが、ずっとネットサーフィンになっていたり。。。。。

若干本末転倒感もありつつ(苦笑)、せっかく調べたので、シェアします!

今日は節税の強い味方、「開業費」についてです。

 

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開業費とは

開業するまでに、かかった経費のことです。

翻訳者になるまでに、開業前からたくさん出費しているはず!

翻訳者として開業する前に、きっと皆さん、いろいろお金がかかったはずです。

私の場合は、主に以下のものにお金がかかりました。

  • 翻訳学校の授業料
  • パソコン用のモニター
  • パソコン用のキーボード(翻訳者の皆さんが絶賛している、東プレのいいキーボードを買っちゃいました)
  • 辞書類(高い!)
  • 文法書、英語関連本など(無駄にたくさん。。。)
  • TOEIC受験費用(翻訳者としてトライアルに受かるために足しになるなら、と受験しました)
  • TOEIC対策に受講していたオンライン英会話授業料
  • 電話代、インターネット代

などなどです。

こういった、開業のためにかかった費用を「開業費」としてつけれるのです。

なので、まず、こういった費用がかかったときには、開業のタイミングがいつになるかわからない段階であっても、とりあえずは、領収証やレシートなどは必ず保管しておきましょう。

 

いつの出費からつけられるの?

法律では、開業費として認められる支出の期間は特に明確に決まっているわけではないとのこと。

常識的に考えて、半年~1年前くらい、というように書いてあるサイトや本が多いですが、翻訳者の場合は、実際に翻訳者になるまでに、1年以上前から翻訳学校や通信講座、オンライン英会話などでコツコツと勉強してきた方も多いのではないかと思います。

私も、これまで英語にいくら投資してきたのか。。。もはやレシート類がないのも多いのが悔やまれますが、全部足したらかなりの額になったはず!くう。

 

開業費として認められる支出の期間は明確ではありません。税務署が適正と判断するかどうかによって開業費と認められるかどうかが決まるためです。多少期間が長めであっても税務署に対してきちんと納得のいく説明ができるのであれば問題ありませんよ。

ということなので、「開業の3年前に通っていたこの翻訳学校の授業料は、翻訳者として独立して仕事をするために必要だった費用です」というように、きちんと説明できれば問題なさそうです。

なので、やはり、「いつか翻訳者になりたい!」と思った時点で、振込履歴や領収証類は大切に保管しておくのがおすすめです。

 

開業費のつけ方

個人事業主として、開業した後は、白色申告か青色申告かで多少の違いはありつつも、かならず帳簿をつけなくてはなりません。

しかし、開業前にはまだ事業は始めていないので、帳簿はありません。

なので、開業費は、「開業する時点で、開業にかかった費用の合計がわかればよい」ということのようです。

でも、結局、開業費の合計金額を出すためには、領収証やレシートの合計金額を計算しないといけないので、最初からエクセルで簡単な現金出納帳のようなものを作っておいたほうがいいと思い、私は、まだ開業前ですが、月に1回、開業費になるレシートをエクセルにまとめてつけています。

そして、開業して帳簿をつけはじめる一番最初の段階で、開業費の合計をつけます。

 

 

開業費は節税にものすごい威力を発揮する

開業費のすごいところは、「任意償却」といって、開業後のどの年度にでも、好きな時につけていいということです!

つまり、黒字が出て税金を払わないといけなくなった年度に、経費としてつけていいということです。

例えば、開業費で50万円かかった場合、

1年目: 赤字→課税されず

2年目: 赤字→課税されず

3年目: 30万円の黒字→ここで開業費30万円を償却することにすると、課税されず!

4年目: 50万円の黒字→ここで開業費20万円を償却することにすると、課税額が30万円に!

という感じになるのです。

(青色申告の場合は、1年目と2年目の赤字を繰り越せるので、本当はそれでも節税になるのですが、ここでは単純に開業費を説明するため考慮にいれていません)

いつでもいいというのが、すごい。。。10年後とかでもいいってことですよね。

だから、開業費が節税にものすごい威力を発揮すると言われているのですね~。

 

まとめ

翻訳者になるまでに、知っておかないと絶対損する開業費。

私も開業費のことを知ってから、あわてて過去のレシート、振込履歴、クレジットカードの明細などをかき集めました。

もうないかなあと半分あきらめつつ過去のメールを検索していたら、意外と、本や辞書はAmazonで購入履歴が残っていたりして、購入履歴+クレジットカードの利用明細で経費として証明できそうでほっとしたり。

皆さんも、ぜひ、これまでの開業費、これからかかる開業費、大切につけておくことをおすすめします!

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ABOUTこの記事をかいた人

シングルマザー翻訳者のMarimoです。
結婚後、専業主婦として2人の子供を育てていたのですが、離婚の危機に直面して、フリーランスの実務翻訳者として働こうと一念発起!
30代から独学カランメソッドイングリッシュセントラルで英語の勉強を始めて、2年間でTOEIC600点→900点に。
翻訳の基本はフェローアカデミーで学んで、実務翻訳は独学しました。
できるだけ安く英語力をアップさせる方法、翻訳の独学方法、実務翻訳に役立つ本、辞書システムの紹介など、今まで役に立った方法を中心に紹介しています!
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