こんにちは、Marimoです。
前回の記事に引き続きまして、『もっと稼げる翻訳者になる!新翻訳力を鍛える本』の中から、もう一つ、とても印象に残った記事をご紹介します。
p130の「翻訳会社に喜ばれるコメントの書き方」です。株式会社ホンヤク社成田崇宏さんの記事です。
翻訳をしていると、以下のようなことがあります。
- 原文に間違いらしきものがあるとき
- 専門用語の訳語に迷って自分なりの判断しかできないとき
- 調べてもわからなかったとき
などなど、自分では判断がつかず、翻訳会社に申し送りをしないといけないようなことです。
そういうときに、「どのようにコメントをつければ、翻訳会社のチェッカーさんやソースクライアントさんから信頼されるような翻訳者として見てもらえるか?」ということが書いてありました。
とても勉強になったので、簡単にシェアしますね!
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理由を書く
たとえば、原文は文法的に間違っていることに気づいた場合、
「原文が間違っていました」と書くよりも、
「原文には動詞がなかったため、原文に誤りがあるかと判断し、前後の文脈から考えて左記のように訳しました」
などというように、書いた方が好印象とのことです。
なぜ自分は原文が間違っていると思ったのか、その中でどのように訳出ししたか、ということがわかると、翻訳会社のチェッカーさんやソースクライアントさんにとってわかりやすくなります。
先回りコメント
例えば、1つの英単語から複数の訳語が考えられる場合は、
「自分はこう考えてAを訳語として選択しましたが、Bも考えられます」などと、なぜ自分がそれを最終的に選んだのか、他に何があり得るのかなども書いておく。
他に何があり得るのかも書いておけば、翻訳会社やソースクライアントが「それだったらこっちの訳文を採用しよう」と決めることができ、何度も翻訳会社との間でやりとりをする必要がなくなります。
相手=翻訳会社さんのことを考えて、できるだけ少ない回数でやりとりが完結するようにするのが大切とのこと。
こういう気の利いた「先回りコメント」が歓迎されるそうです!
まとめ
私は在宅のフリーランス翻訳者を目指していて、かつ地方在住なので、取引先の方と実際に対面でお話する機会はほとんどないと思うのですが、「ビジネスはいかに相手を気遣って対応できるかだ」というのを忘れずに、「いやあ、助かりました!」と言ってもらえるようなコメントをつけたり、翻訳をしたりしたいなあと思いました。
『もっと稼げる翻訳者になる!新翻訳力を鍛える本』、内容が本当に充実していて勉強になりました。
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